2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

2022/06/30 止まり木

10分歩いているだけで、汗が泉のように噴き出してくる。 冷房の効いた場所にいても、体内がひどく火照って、内側から熱にやられる。 どこにいても危ない暑さ。 麦茶、緑茶、スポドリ、水…。 ペットボトル飲料水を切らさず、ひたすら喉を鳴らす。 歩かずとも…

2022/06/29 ここにいる夏

月曜火曜と、精神的にしんどい日中だったが、今日はだいぶ穏やかに過ごせた。 酷暑も夕方になると少しずつ緩み始めていくものだが、激烈な昼間の残りが湿気とともにいつまでも漂う。 ひと駅歩くと、すぐさま球の汗をかき出して、濡れたTシャツが重くなってい…

2022/06/27 日暮れと追想

帰路の湘南新宿ラインの車窓から、夕陽に焼けつく西の空が見えた。渋谷、新宿、池袋のオフィスビル群が、次から次へと夕暮れの影となり、矢継ぎ早に過ぎ去っていく。今日という空の終わりを、フィルム映画の一コマ一コマにして、スローモーションに映写する…

2022/06/27 仕事と陽炎

人も街も緑も川も、 日向も日陰も朝も夕も、 目に映るものすべて、陽炎の先の幻。 急に暑すぎる。 ご挨拶ってものを知らないのか。 昼はスタバですべて済ませた。 全額ポイント払い。 窓の先、道沿いの雑居ビルが、ハイキーにハイキーを重ねたかのような眩し…

2022/06/25 落語

3年ぶりの落語を観た翌週、また落語を観た。 3年ぶりのち1週間ぶり。 桃月庵白酒、独演会。 兎にも角にも暑くてどうしようもない土曜日。 気温を示す電光掲示板には38℃と表示されていた。 ホールの中は涼しく、腰掛けると身体中の熱がクールダウンされていく…

2022/06/24 昭島

昼の猛烈な暑さの下、5km歩いた。 頭が少しずつガンガンと鳴り出し、汗も出ず。 熱中症まっしぐらになってしまう、と、水分補給。リュックに忍ばせていたペットボトルを引っ張り出す。が、せっかく家から持参してきた数本の麦茶も、すっかりぬるくなっていた…

2022/06/22 ハンバーガー

ミッドセンチュリー風情を演出するチェーンハンバーガーショップで、昼。 大きく取った窓の外で、前のめりの夏が白く光彩を放つ。交差点で待つ白いバンが、光を眩しく乱反射させている。 持ち運び傘をカバンに忍びながら、 防水靴を履きながら、 「なんだそ…

2022/06/21 霧雨

オフィスを出ると、細かな雨が降っていた。 高架駅のホームから見えるのは、色とりどりの傘を差して、赤信号を待つ人々。 マスク越しに伝わる湿度の高さに、呼吸すら重たく感じられた。 身体が重い。 この天気の影響だけではないだろう。 次の電車はまだ来な…

2022/06/19 父の日・ケーキ

トップスのケーキを買った。 父はチョコレートが好物で、とくにトップスのチョコレートは最高ランク。 しばらく見ないうちに、チーズケーキがラインナップに加えられていた。 チョコと合わせて、購入。 父は酒を一切飲まなくなったぶん、甘いものを好んで食…

2022/06/19 父の日・落語

じりじりと照りつける昼下がり。 蒸し暑く、逃げ場がない。 3年ぶりに落語を観た。 両親と観たのは、10代ぶりだろうか? 小学生ぶりかもしれない。以前観たのは、寄席。 池袋演芸場で、何時間も夢中で笑った。 昼の部のトリは柳家権太楼。夜は桃月庵白酒。 …

2022/06/18 卒業生発表

就労支援施設の卒業生としてパワポで発表した。 就労までの心掛けや変化、努力したこと、など。 15分の持ち時間をもらったときは、 「これ時間もつかなあ…」 と不安だったが、蓋を開ければ22分喋っていた。 まともに喋れていたらいいが。 以上、今日すべきこ…

2022/06/17 金曜日の横浜

1週間の仕事を終え、右肩に解放感、左肩には疲労感をそれぞれバランスよく乗っけてオフィスを出た。 皮膚炎になってから、退勤後の楽しみだった銭湯巡りはしばらくお預け。 代わりに、馴染みのない街を歩くのが楽しみになった。 日頃から湯に浸かり芯から温…

2022/06/16 中華そば

今日は休み。 雨が降りそうで降らない。 昼は近所のラーメン屋に行った。 醤油ラーメンではなく「中華そば」と呼んでいる店。 1,000円目前とちょい高め。 でも、絶対に外さない、評判の店だ。 「中華そば」が、スープ、麺、ネギ、メンマ、チャーシューそれぞ…

2022/06/15 ミスト状の雨とコーヒー、チェーン店のパスタ

ミスト状の雨が木の葉を湿らせている。 曇り空はまだ薄く高い。暗さや圧は少なく、昼過ぎにはやむだろうか。 朝。 駅ナカ喫茶に入店し、アイスコーヒーを頼んだ。 もう春が退潮するころにはすっかりアイスコーヒーが続いている。氷のカランカランや溶けかけ…

2022/06/14 敵意とから揚げ

朝の空は一面、鼠色。 太陽が隠れているのだろう、東の空の一点だけ明るかった。 「いっちばん強いステロイド薬」の効果はてきめんだった。痒みはほとんどない。全身に広がっていた赤い斑点も、少しずつしかしながら着実に後退している。 今日はオフィス勤務…

2022/06/13 チャドクガ

今年の夏を占うように、今日のわが街練馬はじりじりと暑い。時折ひゅっと吹く風が涼しげで、かろうじて6月を感じさせる。 在宅勤務の昼休憩のあいだに、近所の皮膚科に行く。 昨日からあった虫さされと思しき斑点が全身に移り、痒くて痒くてたまらないのだ。…

2022/06/12 アフター・ノーCPAP

起き抜けから半目開けの朝の目覚め。 固まりはじめた泥のような表情で挨拶をする。 まったく眠った気がしない。 今から就寝するにはちょうどの疲れ度合いだ。 庭に目をやると、梅の木がすっきりさっぱりしている。 ジャングルのごとき茂みにも風の通り道が生…

2022/06/11 ノーCPAP・ノーライフ

いまは不在の祖父母宅。 母、叔父、そして俺との梅摘み、剪定、草むしりを終えて、皆が皆、泥のように疲れ、下半身が平成初期のロボットのようにギイコギイコとしか歩めなくなってしまった。 今晩は泊まることになった。 CPAPがない。 このことに気づいたの…

2022/06/11 草の臭い

祖父母が住んでいた家に行く。 庭木の剪定や、伸びきった植物を手入れした。 梅の木、 ヤツデ、 カエデ、 ミョウガ、 雑草系… 草を切りむしるたび、匂いがむんと充満していく。 こんなに緑は生々しい臭いがするのか。 植物は魅力がある。

2022/06/09 リクルートスーツ

6月。 梅雨に合わせて、春の華々しい「新生活」の宣伝文句にカビっぽい生活臭が付着しはじめる。 夕方ラッシュの電車内は、軽く茹でたようなよろけた大人たちが吊り革に揺られて帰路についていた。 そのうちのひとり。 2人ほど隔てた先に、小柄なリクルート…