書き起こし「酔えること」

疲れたが、
明日もあるし、
いや明日は何の予定もないが、
でも、予定に組み込まれないものも「予定」のうちのもので、
起床から就寝までの連続した「予定」が、
いつまで続くとなると、生きているうちか、
でも救いがあると思えるのは、
お酒を飲むと酔えるわけで、
酔えるとなると忘却に依りかかれるわけで、
忘却に依りかかることによって何かの意味や価値が軽くなり、
その代わり、相対的に、水面に浮上してくる心もあるわけで、
さらには「予定」が「予定」でなくなる、
事象が「予期したもの」でなくなる、
ただそこにあるもの、流れゆくものとして認識し、
(すべての時間は私自身の認識によって作られるものであるから、)
嘘らしくて奇跡的な時間のなかに身を置ける。


お酒に酔えるというのはよいことだと思える、
その心境を書き起こしてみたかった、
というかあらゆる心境を書き起こせるものなら、
いつでもそうしていたいけどな。

 

 

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