2022/07/19 一生は短い

一生は短いなあ、
と、ごく当然のことをしみじみ想う。
今年30歳になる俺が、これまでの月日をもう一度回すと、もう定年退職の歳になるんだからな。
ペットのインコも、天寿を全うするころには、俺は45〜50歳になっている。人の一生のうち、ペットを飼う機会は4〜5回あれば多いほうだ。


60を過ぎた両親のように、
「この景色が見れるのはあと何回か」
「あの街に旅行に行けるのもあと何回か」
「ペットを飼えるのもあと何回か」
と、ふと残りの日々を逆算して考えるようになるのも、人生の店仕舞いこと「終活」に手をつけ始めるのも、案外あっという間なのだろう。


信頼する人の、
「ただでさえ短いんだから、自分から死なずに、生き恥晒して生きてったほうがいいよな」
との言葉が、胸をじんわりと温めては、凍りきった思考を再び回転させてくれる。


一生は短い。
そのほかは、この世はサッパリと潔いほどに、何一つ知る由もないな。