2022/09/27 夢を見た

仕事終わりの秋の風はたまらなく気持ちがいい。
遠く西の空が繊細に色づく。

帰りの電車で眠気に揺られ、瞼が重たくなるたびに、今朝見た夢がプレイバックされた。



西九州新幹線が開通した町で、子どもたちが、新幹線がやってくるのを今か今かと待っていた。


あのね、
新幹線の赤は、
いちご色なんだよ。
キャッキャと笑い合う子どもたちのそばを、
新幹線かもめ1号が駆け抜けた。



そんなテレビのニュースを、
ついに一度も練習せずに
ピアノ発表会を明日に迎えた俺が、
焦燥感と諦めを混ぜ合わせたような顔で
煎餅を齧りながらぼんやり眺めていた———。



なんじゃこりゃ。

関係ないけど、昨日、
初めて金木犀の匂いを嗅いだ。