それこそが、トランポリンガール、でしょう?

「女性が男性を持ち上げる」って、近代からずっと取り入れられてきたけれども、それはもう、生き物として矛盾しているのだと痛感する。凄まじい表現者がいたら、出来るだけいっぱいに表現してもらいたいし、その環境を全力で整えたいって思うでしょう。男性にとっての女性はそんな存在だと、一度知らなくては話が進まない、と思った。

‪男性って女性のためにいるのかも、と思う瞬間がある。ああ、敵わないわ絶対的な負けだわ、って思い知って打ちひしがれて、心地よかったり不気味だったりな電流が走って身体中に力が入らない。もしジェンダーの不均衡だと言われようと、その言葉も伝わらない。‬圧倒的な無力感なのに、生まれる前から知っていたような安堵に満ちている。

男尊女卑って、誰が考えついたんだろう。どうして2020年のここまで流れ着いてきたんだろう。人を見る目があまりにもなく、それが私たちの世代まで繋がっているのは、真っ先に恥ずべきことなのだ。

実態のない、得体の知れない領域の話でした。